キャタライザー除去

 

キャタライザーとは、触媒のことです。

SW仕様のDT125Rは、チャンバー内にキャタライザーが組み込まれています。

流石 ヨーロッパは環境に厳しいですね!

しかし このキャタライザー パワーの面では、大きくマイナスしているようです。

DT125Rの日本仕様が22psなのに SW仕様が8psまで落ちているのは、キャタライザーの影響が大かも!?

自分のDTは男爵チューンを まだ受けていない 生粋のSW仕様なんです。

 

矢印の辺りにキャタライザーが入っています。

チャンバーの連結はトルクスネジでした。

ネジの頭が六角の星型をしています。 

 

ドライバーとネジとのかみ合いが強く、

力の伝達効率が非常に良いため

ヨーロッパでは主流になりつつあるそうです。

 

しかし 日本ではまだまだ一般的では

無いですね。

 

 

工具は我が家にもありました。10年以上も前にガソリンスタンドの粗品だった物です。T27が使えそうだったので、様々な長さのエクステンションを

駆使して緩めに掛かりました。 2本は緩みましたが、残り4本が緩まない(>_<) しかも少しなめた(>_<) 

再び ネジを締めて、5分ほど走ってから再トライ。 熱膨張を利用したら4本まで取れました。 でも残り2本は完全になめた(>_<)

 

闇太郎さんのHPを読み返すと トルクスのサイズはT30だと判明(>_<)  手持ちではT27が最大だったので、ホームセンターに買いに走りました。

画像のセットで548円でした。  流石 正しい工具は違います。 完全になめたと思ったネジが緩んじゃいました*^-^*

でも、本当に危なかった〜  トルクスはT30です。 正しい道具を使いましょう!

 

 

 

そして、付け根のナット(12mm)×2個を外せば チャンバーが取り外しできます。

エンジン側にスタットボルト立っているのでチョット外しにくいです。でも ゴソゴソしてたら取れました。

 

この蜂の巣がキャタライザーです。 子供に応援を頼み、チャンバーを押さえてもらいました。

自分はマイナスドライバーをハンマーで叩いて 「グサッ」 結構硬いです。 

外周のグラスウール近辺をターゲットに「グサッ グサッ グサッ グサッ グサッ」

とうとうキャタライザーが抜けました。

アップで見ると 廃墟のビルみたいです。

長さは約5cmでした。

 

チャンバー内部は奇麗にお掃除します。コンプレッサーが無いので、OA機器用のエアーダスターを使用しました。

金属粉が排気脈動効果でシリンダー内に引き込まれたら大変です。完全に除去しましょう!

 

 

後は逆の手順で組み付けて完成です。

 

エンジンを掛けると、白煙の量がチョット増えました。

音量には大して影響は無いようです。

走ってみると確実に効果が出ています*^-^*

どのギヤーでも7000rpmでふん詰まっていたのに 1速〜5速は8000rpmまで回るようになりました。

最高速は6速で、 7000rpm 92dt → 7300rpm 98dtにUPしました。   

目指せ!10000rpm & 最高速130dt

【 dt = 時速(km/h)に秘密の係数を掛けた ここだけの単位です。】

 

 

 

 

翌日、会社の金属廃棄BOX内にトルクスのビットが捨ててあるのを発見!

あと1日早く気が付けば、こんな苦労をしなくて済んだのに(>_<)

でも 我が社の社員は、どうして工具を捨てるのだろうか?

勿体無い。

ありがたく頂戴しておきます*^-^*

 

 

 

 

 

作業終了後ですが、ネットでキャタライザーについて勉強しました。   

下記の文章は、どこぞのコピーです。

エンジンから排出される排気ガスには人体や環境に悪影響を及ぼす有害物質が含まれている。

それらの有害物質を減少させるためにガソリンエンジン搭載の乗用車にはキャタライザー(触媒)が装着されている。

近年では地球環境問題が大きく取り上げられ排ガス規制も年々厳しくなっているので、キャタライザーの役割は大変重要である。

 

キャタライザーとはフィルターのようなもので有害物質を含んだ排気ガスをそのフィルターを通すことにより、浄化した排気ガスとして放出する。

詳しくは、エンジンから排出された排気ガスの炭化水素や一酸化炭素の有害物質を酸化させ、無害な二酸化炭素と水分に変化、

併せて窒素酸化物も還元して有害物質を低減させる装置が キャタライザーである。

 

キャタライザーの内部はハニカム(ハチの巣)状になっていて、その各通路の壁面には白金、ロジウムをはじめとする貴金属が

コーティングされており、その通路を有害物質が通ることによりハニカムの壁面で化学反応を起こし有害物質の姿を害の少ないものへと変化させる。

 

原付2種には車検はありません。

しかし 自分勝手な都合で、これを取り除いても良いのでしょうか!?

あ〜チョット罪悪感(>_<)

 

 

 

 

 

 

ドレスアップ・メンテナンス

next

back